やん 寒なった やん


毎回献本の名目で新生創刊からオールバード誌が送られてきていた

ほとんど読むこともなく、封も切らずに献本無用と送り返したりもしたが

1月号も送られてきた

表紙がアキクサインコで、アキクサフェチの身近な人物が

読みたいオーラを投げかけてきたので開いてみたら

アキクサの解説は志村氏によるものだった


かねてから、氏のクサインコの話を聞いてみたかったので

いい機会だと思い、新生オールバードを初めて読んでみた

折角色変わりについての説明がなされているのに

相変わらず写真はその特徴を説明できておらず

ノーマルのメスはオスより暗く、より保護機能が強い種であるのに

          
             上♀ 下♂(こちらにいるノーマルペア)

まるでシナモンかライムのような写真

ファローとオパーリンの目も同じともいえる色でしかないし
                
ローズファローに至っては

氏の説明では、明らかにダンファローのオパーリンの

写真であるにもかかわらず

表記はペールファローオパーリンになっている

やはり私の読む本ではないとの結論に至りました
折角鳥の本を出してくれているのに
文句を言うのは失礼だし

残念ながら

志村氏も色に関する根本的な説明をしてくれていないので

例えば、アキクサのブルーが濃い個体を指して

「バイオレットになる可能性」としています

書かれている将来の可能性というのは

勿論、こういう個体を集めて繁殖を重ねていけば

バイオレットの色味の多い鳥が生まれる

という意味だと思いますが

この個体がいずれバイオレットという内種になるともとれる表現は

鳥の色についての知識の浅い

一般の読者に対して誤解を招きかねない残念な表現であり

こう言う鳥をバイオレット目的で探し始め、高額で手に入れてしまう人が出ないとも限りません

コバルトの濃いアキクサを見ていると
          hiro.jpg

確かに、バイオレットまであと一歩なんて考えも浮かぶし

ピンクとコバルトを合わせれば簡単にバイオレットのような色は

表現されそうなものですが、そうは問屋が卸してくれません

本来内種としてのVioletは緑色なのだそうです
            バイオレット

Oliveと区別が難しく
 オリーブ

Blueと混合種になったとき、視覚的に
 ブルー

SFでコバルト  DF でバイオレット

と表現されたセキセイインコの色変りからこの名称が付けられ

共優性の変異ということです

私はオカメインコから鳥の色の勉強に入ったので

青や緑を作る要素の一つである構造色については

これから繁殖で経験を積む話になるのですが

Olive(Dark Factor)、Greygreen、Violet という色変異は
 オリーブ(ダークファクター)、グレイグリーン、バイオレット

共にこの構造色に影響を与える変異であり

Greygreenは完全優性の変異

残る2つは共優性で、この2つの区別は

Blue と混合されたときに

単なるブルーに見える個体になるか

上の説明のようにコバルト又はバイオレットに表現されるかの違いで

判断するしかないと記されています

これらの色変わりの違いを楽しめるのは

ブリーダーの特権ということになるのでしょうかね

イザベルやパリッドという言い方はヨーロッパ流で

説明文から察するとアキクサインコのパリッドは

私の勉強の上ではPlatinumというより
             プラチナ

Limeに当たるのではないかと思います
 ライム

検証は簡単で、ino系とペアにしたとき生まれる子供が

雌ならLimeかinoのどちらかしか表現されませんが

オスならさらにライムイノという表現を加えた

3タイプに広がります

繁殖結果は両親がどの遺伝子情報を持つかで変わる

Limeは伴性劣性遺伝でinoのファミリーです
   (複対立遺伝子 といえばいいのかな)

今となっては手に入らないオーストラリアの鳥で

研究された色変りの本を読んでいるので

欧米中心の実際の輸入個体とはずれているところも

あると思います


テリー・マーチン氏のプラチナとライムについての説明は次の通り

中間的変異がLutino遺伝子として起こる可能性があり
これはごく一般的で、ある種(ビセイインコ)では
少なくとも2つのフォームが存在し
結果として、鳥はしばしばCinnamonや別の伴性突然変異と
間違って認識されます
しかし、LimeとPlatinumの変異は時として灰色のトーンを含み
色素の量を常に減らされるのに対して
Cinnamonははっきりと灰色気の無い茶色で、色素の量を減らされません
セキセイインコではこの変異をClearbody(クリアボディ)といい
ヒムネキキョウインコでは、ヨーロッパでIsabel(イザベル)
USAでAustralian Ino(オーストラリアンイノ)
世界的にはAustralian Cinnamon(オーストラリアンシナモン) と呼ばれます
ワカケホンセイインコの変異はLacewing(レースウィング)
(本来CinnamonとLutinoの組み合わせを指す名称)
ビセイインコでは、より暗い変異がヨーロッパとイギリスでYellow(イエロー)
オーストラリアでCinnamon(シナモン)と呼ばれている
オトメインコはYellow(イエロー)
オキナインコはDark-eyed Cinnamon (ダーク・アイ・シナモン)
ホオミドリウロコインコはFallow(ファロー)と呼ばれる
お分かりのように、さし迫って、いくつかの基準となる形が必要である
補遺
ヨーロッパのクラブは最近
この変異にPallid(パリッド)という名前を選択した


志村氏のように広く世界を見られる方が
色についての基本的な説明をわかりやすくして
広めてくだされば、日本の飼い鳥の世界は
もっと豊かで面白いものになると思うのですが
残念です
        simaq2.jpg
        昨年バードアンドスモールアニマルフェアに
       志村氏が出品されていたキキョウインコのパーブルー
       この品評会で私が最も心惹かれた個体でした

このオールバードでは とりまるくん が紹介されています
お近くの方は是非一度 とりずき丸 を
覗いてみてください

アキクサインコはオパーリンが私としては一番面白いと思いますが
この話はまた今度

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR